筋トレの記録、ノート・アプリ・スプレッドシートを比較する

続けやすさで選ぶなら、記録の手間が少ない方法が向いています。ノート・スプレッドシート・アプリにはそれぞれ得意な場面があり、どれを選んでも記録は始められます。この記事では5つの項目で3つの方法を比べ、それぞれが向いている人を整理します。

結論:続けやすさで選ぶなら手間の少ない方法

3つのうちどれが優れているかではなく、自分が続けられるのはどれかで選ぶのが確実です。記録は残り続けていて初めて役に立つので、1回あたりの手間がそのまま結果に効いてきます。

書く内容自体はどの方法でも変わりません。種目・重量・回数・セット数というセット・レップの情報が残っていれば、記録としては成立します。違いが出るのは、それを残すまでの手数と、後から取り出すときの手間です。

何を書けばいいかについては筋トレの記録には何を書けばいいのかで整理しています。ここでは「どこに書くか」に絞って比べます。

3つの方法を5つの項目で比較する

記録の手間・前回の確認・集計やグラフ・紛失リスク・費用の5項目で並べると、それぞれの性格がはっきりします。

項目 ノート スプレッドシート アプリ
記録の手間 開いて書くだけ。書式は自由だが毎回すべて手書き 入力欄は決まっているが、行の追加や選択の操作が要る 種目を選ぶと入力欄が用意される。前回値が入るものもある
前回の確認 ページをさかのぼって探す 並べ替えや絞り込みで探せるが、その場の操作は手間 同じ種目の前回記録がその場で出る
集計・グラフ 自分で計算する必要がある 式やグラフを自分で組めば自由度は高い 最初から用意されている
紛失リスク なくすと戻せない。持ち歩くほど傷みやすい クラウド保存なら端末が変わっても残る アカウントに紐づく場合は端末が変わっても残る
費用 ノートと筆記具の代金 端末があれば追加の費用はかかりにくい アプリによって異なる

なお、どの方法を選んでも、器具を使ったまま書き込むと次に使いたい人を待たせてしまう点は共通するので、1セット終えて一度離れてから記録するようにしておくと安心です。

ノートが向いている人

書く形式を自分で決めたい人、画面を見たくない人に向いています。電源も通信も必要ありません。

ノートの強みは自由度です。表に収まらないメモを書き足したり、図を描いたりできます。項目が決まっていないので、種目によって書き方を変えることもできます。書くこと自体が振り返りになる、という人もいます。

弱点は、過去を探すのに時間がかかることと、集計が手作業になることです。ボリュームのような合計値を出したい場合は、自分で計算する必要があります。持ち歩くうちに傷んだり、なくしたりすると戻せない点にも注意が必要です。

スプレッドシートが向いている人

自分の見たい形に組み立てたい人に向いています。式やグラフを自由に作れるぶん、手をかけた分だけ返ってきます。

列を自分で決められるので、扱いたい項目を過不足なく揃えられます。集計もグラフも自作できるため、既製の表示では物足りないと感じる場合に向いています。クラウドに保存しておけば、端末を変えても残ります。

弱点は、作る手間と入力の手間です。ジムでスマートフォンから行を追加してセルを埋めるのは、思ったより時間がかかります。種目によって記録する項目が変わる点(記録モードの違い)まで作り込もうとすると、シートの設計自体が仕事になります。

アプリが向いている人

手間をかけずに続けたい人に向いています。入力欄と集計があらかじめ用意されているぶん、自分で組み立てる作業が要りません。

前回の記録がその場で出るため、ジムで思い出す時間がなくなります。アンドトレーニングの場合は前回の重量・回数が初期値として表示され、同じでよければそのまま確定できます(重量・回数の入力方法)。同じ条件のセットが続くときはまとめて記録で一度に登録することもできます。

1回分はセッションとしてまとまり、カレンダーから日付ごとに見返せます。期間ごとの推移はグラフの見方のとおり分析画面で確認できます。

弱点は、用意されている形に合わせる必要があることです。自由に書き足したい場合は物足りなく感じるかもしれません。どのアプリを選ぶかの見方は筋トレ記録アプリの選び方で整理しています。

移行はいつでもできる

いま使っている方法を否定する必要はありません。どの方法から始めても、後から移すことはできます。

移行するときに過去の記録をすべて入れ直す必要もありません。直近の重量と回数さえ引き継げれば、次の1回からは新しい方法で続けられます。過去の分は元の場所に残しておけば済みます。

併用しても構いません。ジムではアプリで手早く入力し、家に帰ってから気づいたことをノートに書く、といった使い分けをしている人もいます。記録が何を変えるのかについては筋トレを記録するとどう変わるかにまとめています。

よくある質問

できます。過去の記録をすべて入力し直す必要はなく、直近の重量と回数だけ引き継げば次の1回から続けられます。過去のノートはそのまま残しておけば十分です。

一律の正解はありません。1回あたりの手間が少ないほど続きやすい傾向はあるため、記録に時間がかかっていると感じている場合は、手数の少ない方法に変えてみる価値があります。

構いません。ジムでは手早く入力できる方法を使い、家で気づいたことを別に書き留める、といった使い分けもできます。ただし同じ内容を二重に書くと手間が倍になるため、役割を分けておくほうが続けやすくなります。

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