筋トレを記録するとどう変わるか|3つのメリット

筋トレを記録するメリットは3つあります。前回の重量が分かるので次の目標が決まること、やった内容が残るので偏りに気づけること、そして数字で成長が見えるので続ける理由になることです。この記事では3つを順に説明し、記録の手間についても正面から扱います。

筋トレを記録するメリットは3つ

記録することで変わるのは、主に次の3つです。どれも「がんばる量が増える」という話ではなく、判断に必要な材料が手元に残る、という種類の変化です。

  • 次の目標が決まる:前回の重量と回数が分かるので、その日にやることを考えずに済みます。
  • 偏りに気づける:やった内容が日付ごとに残るので、同じような日が続いていないかが見えます。
  • 続ける理由になる:数字で差が出るため、見た目に変化がない時期でも進んでいることが確認できます。

逆に言えば、記録がない状態では、この3つがすべて「なんとなくの感覚」で処理されることになります。感覚は日によってぶれるので、判断の基準にすると続けにくくなります。

記録は、覚えておく作業を自分の外に出すための道具だと考えると分かりやすいかもしれません。覚えておく必要がなくなるぶん、ジムでは目の前のセットに集中できます。

メリット1:前回の重量が分かるので、次の目標が決まる

記録があると、その日にやることは「前回の続き」で決まります。ジムに着いてから考える必要がありません。

必要な情報は多くありません。種目ごとに、扱った重量と回数・セット数が残っていれば足ります。前回と同じ重量で同じ回数できたかどうかが分かれば、その日にどうするかは判断できます。

アンドトレーニングでは、同じ種目を前回記録したときの重量・回数が初期値として表示されます。表示された数字を見ながらその場で調整できるため、思い出す作業自体が不要になります。詳しくは重量・回数の入力方法をご覧ください。

この「決まっている状態」の効果は、ジムにいる時間にも表れます。何をするか決まっていれば、器具の前で考え込む時間がなくなります。この点はジムでの時間を無駄にしないで詳しく扱っています。

メリット2:やった内容が残るので、偏りに気づける

日付ごとに何をしたかが並んでいると、同じような内容が続いていないかがすぐ分かります。偏りは、思い出そうとしても気づけません。

1回分のトレーニングはセッションという単位で残ります。カレンダーを開けば、どの日に行ったか、その日は何をしたかを日付から辿れます。過去の日付を開いて内容を確認したり修正したりすることもできます。

曜日ごとに内容を分ける組み方(分割法)をしている場合も、抜けている部分があるかどうかは並びを見れば判断できます。何をどう組むかはトレーニングの考え方の話になりますが、気づける状態をつくるところまでは記録の役割です。

「今週は行けていない」という事実も、同じように見えるようになります。気づけないものは直しようがないので、まず見える状態にしておくことに意味があります。

どこまで細かく残すかは、後からいくらでも変えられます。最初は種目名だけでも、日付ごとの並びはできあがります。

メリット3:数字で成長が見えるので、続く理由になる

見た目の変化は毎日見ているぶん気づきにくいものですが、扱った重量や回数といった数字なら差がはっきり出ます。

アンドトレーニングの分析画面では、期間を選んで推移を確認できます。扱える重量が伸びているかは1RM、量として増えているかはボリュームといった指標で見られます。表示のしかたはグラフの見方にまとめています。

数字は、調子がよかった日も悪かった日も同じように残ります。だからこそ、調子が悪かった日を「無駄だった日」ではなく「そういう日もあった記録」として扱えるようになります。振り返り方については記録を振り返る習慣で詳しく紹介しています。

グラフとして推移が見えるようになるのは記録が一定数たまってからですが、それ以前でも前回との比較はできます。1回目の記録は比べる相手がいないぶん価値が分かりにくいものの、2回目からはすぐに効いてきます。

記録は面倒ではないのか

正直に言えば、記録には手間がかかります。ただし、かかる手間は書く量ではなく「書き方」で大きく変わります。

記録が止まる原因は、たいてい書きすぎです。すべてを残そうとすると1回あたりの入力が長くなり、疲れている日ほど後回しになります。最低限の項目だけに絞れば、1セットあたり数秒で終わります。何を書き、何を書かなくていいかは筋トレの記録には何を書けばいいのかで整理しています。

手間を減らす仕組みも用意されています。前回値が初期表示されるほか、同じ重量・回数のセットを一度にまとめて登録することもできます(まとめて記録の使い方)。種目によって入力する項目が変わる仕組みは記録モードとして整理されており、必要な欄だけが表示されます。手間の少なさをどう見極めるかは筋トレ記録アプリの選び方で基準として整理しています。

それでも面倒だと感じる日はあります。そういう日は、種目と重量だけ残しておくだけでも構いません。空白の日をつくらないことのほうが、細かく書くことより後から効いてきます。

もうひとつ効くのは、その場で入れてしまうことです。家に帰ってから思い出して書こうとすると正確さが落ちますし、そもそも書かない日が出てきます。セットを終えた直後に入れるほうが、結果として手間は小さくなります。

よくある質問

最低限は種目・重量・回数・セット数の4項目です。ここが埋まっていれば、次のトレーニングで何をするかを決められます。余裕があれば日付や体調も残しておくと、後から振り返るときに役立ちます。詳しくは筋トレの記録には何を書けばいいのかをご覧ください。

期間には個人差があるため一律には言えませんが、同じ種目を数回記録した時点で前回との比較はできるようになります。グラフとして推移が見えるようになるのは、記録が一定数たまってからです。

どちらでも記録は始められます。紙は書く自由度が高く、アプリは前回の記録を呼び出したり集計したりする手間が少なく済みます。続けやすいと感じるほうを選んで、合わなければ後から移行する方法があります。項目ごとの違いはノート・アプリ・スプレッドシートの比較で整理しています。

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