ジムでの時間を無駄にしない|事前に決めておくべきこと

ジムで時間を使っているのは、体を動かしている時間ではなく、迷っている時間です。次に何をするか、前回どうだったかが手元にあれば、迷う場面はかなり減ります。この記事では、行く前に決めておけることを整理します。

ジムで時間を使っているのはどこか

時間を取られているのは、体を動かしている時間ではありません。次に何をするかを考えている時間です。

実際に動いている時間は、あらかじめ決まっています。何セットやるかが決まっていれば、そこは大きく変わりません。変わるのは、セットとセットのあいだ、種目と種目のあいだにある「考える時間」のほうです。

見落とされやすいのが、着いてから始めるまでの時間です。着替えて、どの器具から使うかを決めて、空いている場所を探す。この流れも、決めていなければ毎回その場で考えることになります。

同じ内容のトレーニングでも、迷いながらやると終わる時刻は後ろにずれていきます。動いている時間は変わっていないのに、滞在時間だけが伸びるという形です。

この記事では滞在時間の目安には触れません。何分いるべきかという話ではなく、決めておくことでどこが短くなるかという話として整理します。

何に時間を取られているか

迷いが生まれる場面は、だいたい次の3つに分かれます。

  • マシンの空き待ち:使いたい器具が埋まっていると、順番を待つか別の種目に変えるかの判断が必要になります。やる予定の種目が決まっていれば、順番を入れ替えるだけで対応できます。
  • 次の種目を考える:終わってから次を考えると、その都度立ち止まることになります。組み合わせが決まっていれば、この時間はほぼゼロになります。
  • 前回の重量を思い出す:思い出そうとしても正確には出てきません。結局は無難な重量から始めることになり、確認のためのセットが増えます。

3つのうち2つは、ジムに着く前に消せます。残るマシンの空き待ちも、やる種目が決まっていれば順番の入れ替えで吸収できます。

3つに共通しているのは、どれも「情報が手元にないこと」から生まれている点です。体力や気合いの問題ではないので、準備の側で解決できます。

行く前に決めておくと変わること

決めておくのは「いつ行くか」と「その日に何をするか」の2つだけで十分です。細かく決める必要はありません。

種目の組み合わせはメニューとして保存しておけます。一度作れば当日は呼び出すだけで始められます。作り方はメニューの作成方法をご覧ください。組み合わせが浮かばないときは、あらかじめ用意されているプリセットから選んで保存し、使いながら入れ替えていく方法もあります。

さらに、カレンダーの日付にメニューを紐づけて予定として登録しておけば、当日はその予定から始められます。行く日と内容が同時に決まっている状態になるため、当日の判断がほとんど発生しません。

計画の立て方そのものについてはトレーニング計画の立て方で詳しく扱っています。

準備といっても、前日の夜に1分あれば足ります。カレンダーを開いて日付を選び、メニューを紐づけるだけです。行く直前に決めようとすると、その場の気分に左右されやすくなります。

決めた内容を毎回作り直す必要もありません。一度保存しておけば、次からは呼び出すだけです。使いながら種目を入れ替えていけば、自分に合った形に寄っていきます。なお、初めて行く施設では設備が分からないぶん当日に決めることが増えます。初回に決めておきたいことは初めてジムに行く日に決めておくといいことにまとめています。

記録があると、その場で判断できる

前回の重量と回数が表示されていれば、その場での判断は一瞬で終わります。確認のためのセットも減ります。

アンドトレーニングでは、同じ種目を前回記録したときの数字が初期値として表示されます。前回と同じでよければそのまま確定でき、変えたい場合だけ触ればよいので、入力にかかる時間は数秒で済みます(重量・回数の入力方法)。同じ重量・回数のセットが続く場合は、まとめて記録で一度に登録することもできます。

記録するタイミングは、セット間の休憩、いわゆるインターバルのあいだが向いています。どうせ待つ時間なので、そのあいだに済ませておけば流れが途切れません。ただし、器具に座ったまま操作していると、次に使いたい人を待たせることになります。1セット終えたら一度器具から離れ、そのタイミングで入力するほうがお互いに気持ちよく使えます。なお、スマートフォンの扱いは施設ごとにルールが異なり、撮影を禁止しているところもあります。初めて行く施設では、掲示や受付で確認しておくと安心です。

記録すること自体にどんな効果があるかは筋トレを記録するとどう変わるかにまとめています。

なお、記録に時間を取られては本末転倒です。入力に手間がかかる方法だと、休憩時間がそのまま記録の時間に変わってしまいます。項目を絞り、手数の少ない方法を選ぶことが結局は近道になります。何を書けばいいかは筋トレの記録には何を書けばいいのかで整理しています。

準備と記録が噛み合うと、ジムでの時間は「決めたことを実行する時間」だけになっていきます。

よくある質問

何分いるべきかに決まった正解はありません。時間の長さよりも、決めておくことで迷う時間を減らせるかどうかのほうが結果に影響します。やる内容が決まっていれば、同じ内容でも短い時間で終えられます。

トレーニングの中身をどう組むかはこのコラムでは扱いませんが、時間の使い方でいえば、決まっている状態のほうが迷う場面は少なくなります。変える場合も、当日ではなく事前に決めておくと当日の判断が減ります。

施設によってルールが異なります。撮影を禁止している施設もあるため、初めて行く場所では掲示や受付で確認しておくと安心です。使える場合も、器具を使ったまま操作せず、一度離れてから記録するようにすると周囲の迷惑になりません。

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